レイヤー空間のトランスフォームのメソッド「from_」メソッドは、レイヤーの空間から、指定された空間(コンポジションまたはワールド)へ値をトランスフォームします。「to_」メソッドは、指定された空間(コンポジションまたはワールド)からレイヤー空間へ値をトランスフォームします。 2つの位置間の差異など、方向ベクトルをトランスフォームするときは、「_vec」メソッドを使います。位置など、ポイントをトランスフォームするときは、標準の(vec以外の)メソッドを使います。 2Dレイヤーでは、コンポジション空間とワールド空間は同じです。3Dレイヤーでは、コンポジション空間はアクティブカメラに関連します。ワールド空間はカメラから独立しています。 これらの各メソッドは、オプションのパラメータを使って、レイヤーのトランスフォームが計算される時間を確認します。ただし、ほとんどの場合に現在の時間(初期設定)を使用できます。 Array [2または3] to_comp(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} レイヤー空間からコンポジション空間へポイントをトランスフォームします。例えば、「to_comp(anchor_point)」のようにします。 Array [2または3] from_comp (point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} コンポジション空間からレイヤー空間へポイントをトランスフォームします。3Dレイヤーでの結果のポイントは、レイヤー空間にある場合でもゼロ以外の値になる可能性があります。例えば、2Dレイヤーの場合、「from_comp(this_comp.layer(2).position)」のようにします。 Array [2または3] to_world(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} レイヤー空間からビューに依存しないワールド空間へポイントをトランスフォームします。例えば、「to_world(effect("Bulge").param("Bulge Center")」のようにします。 Array [2または3] from_world(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} ワールド空間からレイヤー空間へポイントをトランスフォームします。例えば、「from_world(this_comp.layer(2).position)」のようにします。 Array [2または3] to_comp_vec(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} レイヤー空間からコンポジション空間へベクトルをトランスフォームします。例えば、「to_comp_vec([1, 0])」のようにします。 Array [2または3] from_comp_vec(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} コンポジション空間からレイヤー空間へベクトルをトランスフォームします。例えば、2Dレイヤーの場合、「dir=sub(position, this_comp.layer(2).position); from_comp_vec(dir)」のようにします。 Array [2または3] to_world_vec(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} レイヤー空間からワールド空間へベクトルをトランスフォームします。例えば、「p1 = effect("Eye Bulge 1").param("Bulge Center"); p2 = effect("Eye Bulge 2").param("Bulge Center"); to_world(sub(p1, p2))」のようにします。 Array [2または3] from_world_vec(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} ワールド空間からレイヤー空間へベクトルをトランスフォームします。例えば、「from_world(this_comp.layer(2).position)」のようにします。 Array [2] from_comp_to_surface(point, t=time) {pointは配列[2または3]、tは数値} 3Dレイヤーでのみ使います。コンポジション空間にあるポイントを、レイヤー(z値はゼロ)の表面上のポイントに投影します。投影先のポイントは、アクティブカメラから見たときの位置です。この要素は、エフェクトコントロールポイントを設定するときに便利です。 |